このページではメールアドレスを判別して既存の取引先責任者やリードに対して回答を紐づけた場合の挙動をご案内しています。
※こちらの記事を読む前にまずは概要、設定ページをご確認下さいませ。
メールアドレスを判別して既存の取引先責任者やリードに対して回答を紐づける方法〜1.概要
メールアドレスを判別して既存の取引先責任者やリードに対して回答を紐づける方法〜2.設定
3.挙動
マージ機能が設定されたアンケートに回答すると以下のように処理されます。
1.氏名不詳の回答者レコードが作成されます。
2.後続処理のパターン
A.メールアドレスが一致する取引先責任者もしくはリードが見つかった場合
氏名不詳の回答者レコードが更新され回答者名が変更され、回答者レコードに紐づく回答レコードや活動の記録が更新されます。
B.メールアドレスが一致する取引先責任者もしくはリードが無い場合
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B-1.リードセクションで「メールアドレスが一致するリードに回答をマージする(一致しなければ新規リードを作成する)」を選択していた場合
リード新規用マッピング項目が正しく設定されていればリードが新規作成されます。
※Salesforceの重複ルールや入力規則の影響で新規リードの作成が失敗した場合はエラーメールが届きます。
リード新規用マッピング項目が入力されていない場合は氏名不詳のまま処理が完了します。
※Ver1.22以降では「メールアドレスが一致するリードに回答をマージする(一致しなければ新規リードを作成する)」もしくは 「メールアドレスが一致にかかわらず常に新規リードを作成する」を選択した際はリード新規用マッピング項目の入力が必須となります。
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B-2.リードセクションで「メールアドレスが一致するリードに回答をマージする(一致しなければ新規リードを作成しない)」を選択していた場合
氏名不詳の回答者と回答者レコードに紐づく活動レコードが作成された状態で処理が完了します。
アンケートの回答の紐付け先を手動で指定する方法で任意のレコードに紐づけるか、リードもしくは取引先責任者の項目より新規レコードを作成すと、回答者レコード及び活動レコードも同時に更新されます。
C.リードセクションで「メールアドレスが一致に関わらず常に新規リードを作成する」を選択していた場合
・取引先責任者セクションが「メールアドレスが一致する取引先責任者に回答をマージする」に設定されている場合
→取引先責任者とメールアドレスが一致するレコードがなかった場合は新規リードが作成されます。
※Salesforceの重複ルールや入力規則の影響で新規リードの作成が失敗した場合はエラーメールが届きます。
取引先責任者とメールアドレスが一致するレコードがあった場合は新規リードは作成されません。
・取引先責任者セクションが「取引先責任者には回答をマージしない」に設定されている場合
→新規リードが作成されます。
※Salesforceの重複ルールや入力規則の影響で新規リードの作成が失敗した場合はエラーメールが届きます。
D.同じメールアドレスのレコードが複数あった場合
氏名不詳のまま処理が完了し回答者レコードの「マージ処理エラー内容」に「〇〇にメールアドレス重複があります」という値が入ります。
重複を解消後、以下を行うことで処理されます。
1.エラーメッセージが表示されている回答レコードをクリック
2.マージ再実行にチェックを入れて保存
※レコード内に項目が無い場合はページレイアウトに追加してください。
設定>オブジェクトマネージャー>回答者>ページレイアウト
マージ再実行についての注意事項
Ver1.22おいてマージ処理に失敗した「氏名不詳」の回答者レコードでマージ再実行の操作を行うと、
Salesforceの「活動」の仕様によってエラーが発生するケースがあった為、1.23で改修を行っております。
※詳細はリリースノートをご参照ください。
Ver1.22をご利用の方はVer1.23へアップデートの上、以下の設定とご確認をお願いします。
<事前設定と「共有設定」の設定状況ご確認のお願い>
上記エラー発生回避の為、以下の事前設定とご確認をお願い致します。
事前設定について
以下の手順で回答者オブジェクトの「活動の許可」をONに設定ください。設定>オブジェクトマネージャー>回答者>「詳細」より「編集」をクリック>「活動を許可」にチェックをいれる>保存
共有設定のご確認について
Ver1.23の環境で上記「活動の許可」設定を行なっている場合でも共有設定の「活動」の設定状況によってはエラーが発生しますので、
以下をご参考の上共有設定のご確認をお願い致します。
- 「親レコードに連動」の設定になっている場合:関連先を参照できる権限を持っていればエラーを回避できます。
(関連先=回答者オブジェクトとなる為、下記手動関連付けの操作を実施できるユーザでは必然的にエラーが発生しない状態となります。) - 「非公開」の設定になっている場合:「活動」レコードが参照できない為エラーが発生します。「親レコードに連動」への設定変更をご検討ください。
(組織管理上「非公開」から設定変更できない方はご相談ください。)
最終更新日:2022/10/03