この記事ではSalesforceに連携された回答値をレコードの項目にマッピング(上書き)する機能についてご案内しています。
概要
項目マッピングは、Salesforceと連携しているCREATIVE SURVEYのフォームやアンケートへの回答値を任意の項目に対して反映(上書き)することができる機能です。 マッピング先としてデフォルトで指定できるオブジェクトは下記の通りです。
- 取引先責任者
- 取引先
- リード
- 商談
- ケース
- キャンペーン
- キャンペーンメンバー
- アンケート管理(CREATIVE SURVEY for Salesforce アプリケーションのオブジェクト)
下記の項目マッピングはそれぞれバージョンアップしていただくことで利用が可能となります。
- キャンペーンメンバーへの項目マッピング:Ver1.31
- 参照項目に対して項目マッピング:Ver1.32.2
※参照項目にマッピングするには参照先のレコードIDを回答値としてSalesforceに連携し、そちらをマッピングで指定する必要があります。 IDを回答値として保存する方法については下記のヘルプをご参考ください。
連携先の各種IDを回答値として保存する方法
設定方法
1.質問票タブ>設定する質問レコードを選択>項目マッピングのタブをクリック。
2.オブジェクト種別、項目名を選択します。
※複数のオブジェクトに対してマッピングする場合は項目名の横の追加ボタンを押してオブジェクト種別、オブジェクト名を選択 してください。マッピング設定を削除する場合は削除ボタンを押してください。
3.設定が完了しましたら保存ボタンを押します。
※この操作は基本的にCREATIVE SURVEY adminの権限セットが割り当てされているユーザのみが行う事が可能です。
その他のオブジェクト及びカスタムオブジェクトのレコードに項目マッピングをする方法
デフォルトで指定可能なオブジェクト以外のオブジェクトのレコード項目にマッピングしたい場合は以下の設定を行なってください。
1. 回答者オブジェクトに項目マッピングをしたいオブジェクトの参照項目を作成します。
設定>オブジェクトマネージャー>回答者>項目とリレーション から新規作成します。
例)カスタムオブジェクトのレコードに対して項目マッピング設定をする場合
2.1で作成したカスタムオブジェクトの項目に項目マッピング設定を行い保存します。
3.カスタムオブジェクトを利用する場合は必ず「活動の追跡」をONにしてください。
こちらがOFFの場合は以下のエラーが発生します。
アンケート回答連携でエラー発生、管理者にお問い合わせください。(ES0516)
組織ID:xxxxxxxxxxxxx
組織名:Sample組織
実行ユーザID:xxxxxxxxxxxxxxx
実行ユーザ名:テスト 太郎
エラーレコードURL:https://test.my.salesforce.com/a082v00002tG8Y4AAK
発生日時:2020/06/29 16:16:57
例外種別:cs4sf.PanelTmpDeleteBatch.CsPanelTmpDeleteBatchException
メッセージ:ca4sf_CustomObject2__cでは、活動の追跡が許可されていません。
スタックトレース:
External entry point
項目マッピング処理の実行について
上記設定を実施いただいた後に、アンケートURLにマッピング設定を行ったオブジェクトのレコードIDを付与した状態で、回答することで、指定した項目にマッピングがされます。
例)リードの項目に項目マッピングを設定した場合下記のようなURLで回答すると正常にマッピングされます。
https://test.svy.ooo/ng/answers/6c32a6f8ed05c1c5dbb9b09236e4aa/?___s=&___srk=0035h00000MrqPIAAZ
注意事項
・項目マッピングの設定をしても回答するアンケートURLにSalesforceレコードIDが含まれていない場合は、レコード項目にマッピングはされません。
例)ケースオブジェクトにマッピング設定をしたが以下のアンケートURLのようににケースIDが付与されていない。など
https://test.svy.ooo/ng/answers/6c32a6f8ed05c1c5dbb9b09236e4aa/?___s=&___srk=0035h00000MrqPIAAZ,0055h000000NT89AAG
キャンペーンメンバーへのマッピングについて
キャンペーンメンバーへのマッピングはフォーム(アンケート)URLにキャンペーンメンバーとなっているレコード(リード、もしくは取引先責任者)のIDとキャンペーンIDを付与いただくことで実行可能です。
例)リードのキャンペーンメンバーの項目に項目マッピングしたい場合
<https://test.svy.ooo/ng/answers/6c32a6f8ed05c1c5dbb9b09236e4aa/?___s=&___srk=0035h00000MrqPIAAZ,7015g000000UHCDAA4>
自動でキャンペーンメンバーに追加する機能で回答者をキャンペーンメンバーに自動追加した場合でも項目マッピングは実行されます。
なお、キャンペーンメンバーの「状況」項目へマッピングを行う際はこちらの考慮事項をご参考の上、設定ください。
項目マッピングが失敗した場合の挙動について
項目マッピング処理に失敗した場合の挙動はインストールしているパッケージバージョンによって挙動が異なります。
Ver1.33.1以前
項目マッピングが失敗した場合は回答レコードの「マッピング済み」項目がfalseになります。
この状態で次の回答データが連携された場合、「マッピング済」の項目が falseのレコードをマッピングしようとする挙動となる為、エラーを解消しない限りエラーメールが届き続けます。
すぐに入力規則の変更やレコード項目の見直しが出来ない場合は、手動で「マッピング済み」項目がfalseのレコードをtrueにして保存してください。 回答レコードを以下のようにしていただければエラーは発生しません。
ver1.34以降
Ver1.34より回答者レコードに「項目マッピング処理失敗」の項目が追加されました。
項目マッピングが失敗した場合は回答レコードの「マッピング済み」項目がfalse、回答者レコードの「項目マッピング処理失敗」項目がtrueになります。
「項目マッピング処理失敗」がtrueの場合は次の回答が連携された場合でも項目マッピング対象にならないため、エラーメールは初回のみの通知になります。
※「項目マッピング処理失敗」項目はVer1.33.1以前からアップデートした場合は設定>「オブジェクトマネージャー>回答者>ページレイアウトより追加いただく必要があります。
また、項目マッピングに失敗した回答者レコードについてはVer1.34より「項目マッピング失敗」のリストビューが追加されておりますのでそちらから一覧で確認可能です。
注意事項
回答が集中した場合、一度に複数の回答者データが処理されます。この時1つの回答者の回答でマッピング処理に失敗すると、後続の回答者の項目マッピング処理も失敗する挙動となります。
この際、後続で失敗した回答者レコードにおいては「項目マッピング再実行」にチェックを入れて保存することでマッピングの再実行が可能です。
項目マッピングの再処理について
項目マッピングを再処理したい場合や、後からマッピング設定が必要になり、既に回答済の内容をマッピングしたい場合は、以下をご参照ください。
for Salesforce|項目マッピングの再処理について
最終更新日:2024/04/01