※こちらの記事を読む前にまずは概要ページをご確認下さいませ。
マージ機能を利用して既存レコードへの回答紐づけや新規リード作成を行う方法〜1.概要
※Ver1.31以前よりVer1.32.1以降にアップデートをこなった場合はマージ機能の選択肢ラベルの変更の設定を行ってから下記設定にお進みください。
2.設定
マージ機能ではSalesforce側の下記標準項目及びカスタム項目いづれか1つの項目をキーに、CREATIVE SURVEY側の回答値と一致判定を行い、既存レコードに回答を紐づけたり、取引先責任者及びリードレコードの新規作成処理を実行することができます。
■マージ機能で指定できるSalesforce側の標準項目
・標準項目
- 氏名
- 姓
- メール
- 自宅電話
- 携帯電話
- 電話
・カスタム項目
Salesforce側のどの項目をキーに設定するかでCREATIVE SURVEY側のフォームで必要な項目やマージ機能の設定も異なります。
〜CREATIVE SURVEY側の設定〜
1.フォームを作成する。
- マージ機能で指定するキーに合わせてフォーム側で必要な質問項目を作成します。
※Salesforce側のメールアドレス項目をキーに一致させたい場合は、CREATIVE SURVEY側でメールアドレスの入力項目を作成します。 - また、取引先責任者やリードレコードの新規作成を実行する場合は新規レコード作成において必須入力の項目に対応する入力項目を設けたアンケート作成します。
※例)リードであれば「会社名」、「姓」が必須入力ですので、アンケート(フォーム)側にも会社名、姓の入力項目を用意ください。
※レコード新規作成で必須となる項目は組織によって異なる場合がありますので、上記の限りではありません。組織ごとに必要入力項目を作成してください。
※注意※
入力値はSalesforce側と完全一致である必要があります。
例えばメールアドレスをキーに指定する場合は、メールアドレスの入力項目に入力形式(入力フォーマット)を指定することで意図しない文字列で回答が入ることを防ぎ、既存レコードの値と完全一致させやすくなります。
▼メールアドレス小文字半角指定の場合
^[a-z0-9]{1}[a-z0-9_.-]*@{1}[a-z0-9_.-]{1,}\.[a-z0-9]{1,}$
設定方法は以下ヘルプ記事をご参照ください。
テキスト入力のフォーマット指定方法
2.Salesforceにアンケート送る。
〜Salesforce側の設定〜
1.質問票オブジェクトより上記で作成したアンケートを選択し、「マージ設定」のタブをクリックする。
2.マージ機能を有効化するにチェックを入れる。
3.各セクションにて実行する処理を選択する
それぞれのセクションに実行する処理とマージ処理のキーとなるSalesforce側の項目とフォーム側の項目を指定します。
※「取引先責任者には回答をマージしない」もしくは、「リードには回答をマージしない」を選択している場合はそれぞれキーの指定は不要です。
■キーの指定の例(メールアドレスをキーにする場合)
それぞれ上段がSalesforce側の項目、下段がフォーム側の項目になります。
セクションごとのマージ処理の挙動は以下の通りです。
【取引先責任者セクション】
-
取引先責任者には回答をマージしない
→取引先責任者に対してマージ処理を実行せず、リードを検索します。(※リードセクションのマージ設定次第の挙動) -
一致する取引先責任者に回答をマージする(一致しなければ新規作成しない)
→取引先責任者を検索し、回答値と一致する値を持つ取引先責任者が存在する場合は、該当の取引先責任者レコードに回答を紐付けます。
一致するレコードがない場合は取引先責任者は作成せずにリードを検索します。(※リードセクションのマージ設定次第の挙動) -
一致する取引先責任者に回答をマージする(一致しなければ取引先を検索する)
→取引先責任者を検索し、回答値と一致する値を持つ取引先責任者が存在する場合は、該当の取引先責任者レコードに回答を紐付けます。
一致するレコードがない場合は取引先を検索します。(※取引先セクションのマージ設定次第の挙動) -
一致する取引先責任者に回答をマージする(一致しなければ取引先がない取引先責任者を作成する)】
→取引先責任者を検索し、回答値と一致する値を持つ取引先責任者が存在する場合は、該当の取引先責任者レコードに回答を紐付けます。
一致するレコードがない場合は取引先項目がnullの取引先責任者を作成します。
※この設定で作成された取引先責任者において、新規で取引先を作成して紐付けたい場合はこちらのフローをご参照ください。
【取引先セクション】
上記、取引先責任者セクションにて「一致する取引先責任者に回答をマージする(一致しなければ取引先を検索する)」を選択した場合にのみ設定可能です。
※既存の取引先配下に取引先責任者を作成する為にはフォーム上で取引先のマージキーとしての値が必要となります。(例:会社名、法人番号 など)
-
一致する取引先配下の取引先責任者を作成する(取引先が一致しなければ取引先がない取引先責任者を作成する)
→取引先を検索し、回答値と一致する値を持つ取引先レコードが存在する場合、該当の取引先配下に新規取引先責任者を作成します。
一致する取引先がない場合は取引先がnullの取引先責任者を作成します。
※この設定で作成された取引先責任者において、新規で取引先を作成して紐付けたい場合はこちらのフローをご参照ください。 -
一致する取引先配下の取引先責任者を作成する(取引先が一致しなければ作成しない)
→取引先を検索し、回答値と一致する値を持つ取引先レコードが存在する場合、該当の取引先配下に新規取引先責任者を作成します。
一致する取引先がない場合は取引先責任者は作成せず、リードを検索します。(※リードセクションのマージ設定次第の挙動)
【リードセクション】
- リードには回答をマージしない
→回答値が一致するしないに関わらずリードに対してマージ処理は実行されません。 - 一致するリードに回答をマージする(一致しなければ新規リードを作成しない)
→回答値と一致する項目値を持つレコードが存在する場合、回答が該当のレコードに紐付きます。一致する項目を持つレコードがない場合でもリードは作成されません。 - 一致するリードに回答をマージする(一致しなければ新規リードを作成する)
→回答値と一致する項目値を持つレコードが存在する場合、回答が該当のレコードに紐付きます。一致する項目を持つレコードがない場合は新規リードが作成されます。 - 一致に関わらず常に新規リードを作成する
→回答値と一致する項目値を持つレコードがあっても、なくても新規リードが作成されます。
4.上記3でレコードを新規作成する処理を選択した場合、新規作成するレコードのマッピング設定を行う
■リードレコードを新規作成する場合の例
参照項目への項目マッピングについて
参照項目に対して項目マッピングはVer1.32.2にバージョンアップしていただくことで利用が可能となります。
※参照項目にマッピングするには参照先のレコードIDを回答値としてSalesforceに連携し、そちらをマッピングで指定する必要があります。 IDを回答値として保存する方法については下記のヘルプをご参考ください。
連携先の各種IDを回答値として保存する方法
※新規レコード作成にあたっての注意事項
- 必須項目に対してマッピングを行なっていない場合や、マッピング設定されていても回答値が空欄の場合はエラーが発生し、新規リード作成が行われません。
- Salesforceのデフォルトでは「姓」、「会社名」が必須となっておりますが、ご利用の組織環境によってはその他にも必須項目が存在する場合がございますのでご確認の上、設定ください。
- 選択リスト項目が必須になっている場合で、デフォルト値が設定されている場合はマッピング設定は不要です。
- 取引先責任者レコード作成の場合、レイアウト上で取引先項目が必須になっていても(新規マッピングにて設定しない場合でも)レコード作成は可能です
※入力規則で制御している場合はエラーが発生しますのでご注意ください。
5.最後に[保存]をクリック。
挙動については以下を参照下さいませ。
マージ機能を利用して既存レコードへの回答紐づけや新規リード作成を行う方法〜3.挙動(Ver1.32.1以降)
補足事項
複数の項目をキーにマージ処理を実行したい場合
「氏名」+「メールアドレス」など複数の項目を数式で連結した項目をマージ機能で指定する場合、項目と項目の間にはスペースが必要になります。詳細は下記ヘルプをご参照ください。
複数の項目を組み合わせた数式項目でマージ処理を実行したい場合の設定方法
最終更新日:2024/2/22