この記事ではVer1.32.1以降のマージ処理において、取引先項目がnullの取引先責任者を作成された場合に、フローで新規取引先を登録するフロー設定の参考を記載しています。
Ver1.32.1以降のマージ機能の詳細についてはこちらをご参照ください。
取引先項目がnullの取引先責任者が作成されるマージ設定のパターン
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取引先責任者セクションで「一致する取引先責任者に回答をマージする(一致しなければ取引先がない取引先責任者を作成する)」を設定していて、一致する取引先責任者レコードがなかった場合
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取引先セクションで「一致する取引先配下の取引先責任者を作成する(取引先が一致しなければ取引先がない取引先責任者を作成する)」を設定しており、一致する取引先レコードがなかった場合
フローの設定内容
1.全体の設定の様子
2.開始条件の設定
1)開始条件は「アンケート管理」レコードで、「レコードが更新された」を指定し下記キャプチャのように設定します。
※マージ処理が実行された後に、アンケート管理レコードの取引先の参照項目がnull且つ、取引先責任者の参照項目に値が入る挙動に合わせた条件になっています。
2)「更新されたレコードでフローを実行するタイミング」の箇所は「条件の要件に一致するようにレコードを更新したときのみ」を選択し、最下部の「トリガーレコードの元の〜」にチェックをいれてください
3)下記3で作成する取引先レコード作成の要素と繋げる際に「即時実行」と「非同期」が選択できますので「非同期」を選択してください。
3.取引先レコードを作成する設定
※レコードの作成編集を行う前にフロー編集画面左のツールボックス>マネージャー>新規リソース>リソース種別を変数として下記のように設定変数を設定ください。
・上記で設定した変数をレコード作成を編集画面の「取引先IDを変数に保存」の箇所で指定します。
・「値」の箇所ではフォーム側で取得する会社名の入る項目指定する必要があります。
下記キャプチャではアンケート管理の「回答002」の項目に会社名が入る想定で設定をしていますが、アンケートの構成のよって会社名が入る項目は異なります。
一度テスト回答を行ってアンケート管理のどの項目に会社名が入るかご確認いただいてから設定いただくことをおすすめします。
4.作成したレコードIDを使用して取引先責任者、アンケート管理、回答者を更新する設定
※値の箇所は$Record>取引先責任者>取引先責任者id を指定ください。
※値の箇所は$Record>回答者>カスタムオブジェクトid を指定ください。
注意事項
上記のフローは参考の設定となっております。組織設定や制限によっては同じ内容で設定ができない可能性もございますが、上記のフローを元に組織に合った形で設定ください。
最終更新日:2023/01/18